10月30日は名古屋文理大学での実験演習

高校の化学室とは比べものになりません。りっぱな実験施設、助手の方も手伝っていただけました。

文理大学との高大連携講座を実施しました

2年生理系の諸君、今回実施した高大連携講座の内容は、期末考査の試験範囲でもありますよ。

11月19日には、本校においでいただき、事後指導をしていただけました。

生徒の書いたレポートの足りないところや直した方がいいところを指摘していただきました。

実験の方法などは、まず概略を記述し、その後、詳細を書くことがわかりやすい書き方です。
実験装置の図は、再現できるように、必要な事柄を記述し、簡潔な図を心がけるべきです。



興味深かったのは、何百回と実験を繰り返すお話。
改良を加えながら、数多く実験を繰り返すことで、新しい発見が見つかる可能性がある。

さすが、現代っ子。計算はスマホを使う生徒多数。

11月19日には本校で講義。

説明を受けた後、班ごとに分かれて、実験をします。

名古屋文理大学で定期的に高大連携講座を開催しています。
10月30日には、2年生理系の生徒を対象に、名古屋文理大学で、実験演習を行いました。
事後指導として、11月19日、本校で
講義をしていただきました。
指導していただけたのは、名古屋文理大学教授 落合 洋文先生です。

シクロヘキサンは常温では、液体、
沸点は81度と比較的扱いやすい性質なので、
この実験には適しているとのこと。
でも、気体になるまで、加熱しなくては
いけないので、熱湯注意です。

温度を測って、重さを量って、容量を量って、
それを気体の状態方程式に当てはめます。

実験は「デュマ法による分子量の測定」
気体の状態方程式を使って、シクロヘキサンの分子量を求めます。

化学の教科書に出てくる有名な実験。
でも、手間がかかるので、ほとんど高校では紹介するだけで、
終わってしまう実験です。

分子量を求めるといっても、すでにシクロヘキサンの分子量は84と
わかっています。

今回の高大連携講座の目的は三つ。
@ 実験自体に習熟する。
A 求めた分子量が84にならなければ、その原因がどこにあり、
  どこを改良すればよいのかを考察する。
B 実験の過程や考察をレポートにまとめる。