名古屋市科学館連携講座「科学を人に伝える手法」
名古屋市科学館で発表スキルについて勉強してきました
日時:10月17日(火)9:30〜15:00 場所:名古屋市科学館 第一実験室 他 参加者:2年6組
名古屋市科学館の連携講座は今年で5回目となりました。講座のメインタイトルは「科学を人に伝える手法」です。名古屋文理大学で連携している苦味等の味覚の研究について、さらに知識を深めるための講座も実施することができました。
@ 講座「砂糖の科学〜なぜ甘いのか〜」
講師 山田 厚輔 学芸員
砂糖の種類や製造法、味覚を感じる仕組みなど、パワーポイントを用いてわかりやすく解説していただきました。チョコレートの結晶構造やメレンゲの泡立つしくみが化学の切り口で説明され、お菓子作りが化学だと感じたことと思います。
A プラネタリウム「渦巻く銀河」
世界一大きなドームに投影された本物そっくりの星空とわかりやすい言葉を用い、銀河がなぜ渦を巻いているのかという疑問と仮説について説明がありました。仮説がさまざまな観測結果から証明されることや、一つの仮説が証明されるとまたそこから新たな疑問点が出てくるという科学研究のスタイルも知ることができました。
座り心地のよい椅子と静かなナレーションについ眠ってしまった人もいたようです。椅子は長時間座っても疲れないように、またドームが見やすいように工夫されています。
(ちなみに2年前の本プログラムでの研究ではプラネタリウムでの眠さ等についてアンケート調査し、体成分の測定結果と合わせて分析したところ、体脂肪率の高い人は眠くなりやすい傾向がありそうだという結果がでました。)
B 講座「人に科学を伝える手法」 講師 山田 吉孝 学芸員
学芸員の仕事の一つにサイエンスステージであり、まさに人に科学を伝えるプロに貴重な講義をしていただきました。演示実験を効果的に用いながら燃焼の理論をたいへん楽しくわかりやすく説明していただきました。
その後「大気圧の実験について小学生に伝えるならどのように説明するか」を班ごとにチャレンジしてもらいました。人に伝えるのは高校生にはなかなか難しいようでしたが、よい経験になったと思います。
高大連携講座(連携講座レポート)